第１回
「20からコーナーに向かう」


スリークッションといえば、コーナーにある的球を狙うことが多々あります。
たとえば下の配置。



手球は白。「箱球」の基本形です。




このようにして取ります。

注目するべきは、3クッション目。
2ポイント（20と呼ぶ）の位置からコーナーに向かって線が引かれています。


また、「箱球」だけでなく、以下の「裏回し」や「切り返し」もコーナーにある的球へは20（2ポイント）から向かいます。






この「20からコーナーに向かう」という決まりを覚えましょう。

また、「コーナーから3ポイントへ向かわせると反対のコーナーに行く」という決まりも覚えます。
下の画像です。



見ればわかるように、3クッション目は2ポイント（２０）です。



☆今日のポイント

①長クッションの2ポイント（２０）に入ってきた球はコーナーに向かう。

②コーナーから3ポイントに向かって撞くと、反対のコーナーに向かう。

1回目ということで、オランダNo.1の選手、Dick Jaspersによる簡単なポジションプレイを紹介します。

ポジションプレイの中でも一番簡単な部類に入る３つの動画です。

まずは

http://www.youtube.com/watch?v=0FkbV2DHj_g

これ。

当てるのが容易な箱玉なので先玉をコーナーにポジション。
結果的にまた簡単な箱玉になりました。

難易度★☆☆☆☆☆☆


次に

http://www.youtube.com/watch?v=n1ViS2fjaD4

これ。

当てるのが簡単な裏回しなので、先玉を2クッションでコーナーにポジション。
また簡単な裏回しへと続きます。
先玉の厚み、力加減が割とシビアなので練習しないと難しいです。

難易度★★★☆☆☆☆


最後に

http://www.youtube.com/watch?v=XalEBbT4Xx4

こちら。

切り返しの配置をきれいにポジションプレイしてます。
先玉の厚みがとてもシビア。

難易度★★★★☆☆☆


以上３つは教科書のようなポジションプレイなので練習にもってこいだと思われます。

Dick Jaspersのポジションプレイは精度が高く、美しいです。